プレスリリース

【バルセロナ発リリース抄訳】 新しい標準草案、IEEE P2200で高品質モバイル体験を世界の消費者に提供することを目指す

2011年 02月 20日

サンディスク、ソフトバンク・モバイル、ソニーピクチャーズ・エンターテイメント、オレンジで新たに設立された業界団体モバイルネットワークの帯域幅を最適化し、ユーザー体験を向上させるオープン標準を提案

*当資料は、2月14日(現地時間)にモバイル・ワールド・コングレス、バルセロナで発表されたリリースの抄訳です。

2011年2月14日(モバイル・ワールド・コングレス:バルセロナ発)―モバイルコンテンツ業界の主要企業であるサンディスクコーポレーション(NASDAQ:SNDK)、ソフトバンク・モバイル、ソニーピクチャーズ・エンターテイメント、およびオレンジで新たに結成したHQME運営委員会は本日、業界標準化提案したことを発表しました。これは、モバイルネットワークからモバイル端末への効率的なデータ管理と配信の必要性が拡大している現状に取り組むことを目的としたものです。

HQME(High Quality Mobile Experience)は、ローカルストレージやインテリジェントなコンテンツキャッシュによってネットワークのピークを緩和し、モバイル端末へのデータ配信を加速化する業界標準化するための提案です。HQMEはネットワークに負荷のかかりやすいハイクオリティなコンテンツを効率的に配信することにより、より楽しいモバイルマルチメディア体験の創造を目指しています。それと同時に、ユーザーがデータを配信する際に危険を回避することや、ネットワーク全体における悪影響を軽減することができます。

業界全体の問題
消費者のモバイルコンテンツに対する需要は今後数年間、ネットワーク容量の消費やイノベーションのペースを凌ぐ勢いで伸びていくと考えられます。帯域幅が圧迫されると、動画の再生に要する読み込みには時間がかかるだけでなく、再生中に読み込みによるバッファリングで一時停止になるなど、ユーザーのモバイル体験にも悪影響を及ぼします。このようなモバイル端末を取り囲む厳しい環境は今後さらに広がり、モバイル端末でハイクオリティかつ、帯域領域の高いコンテンツを消費者が求めるにつれ、さらに悪化すると予測されます。

シスコによると、2010年から2015年までのCAGR(複合年間成長率)が92%であることが示されるように、全体的にモバイルデータトラフィックは、2015年までに月々6.3エクサバイトずつ増え、2010年から26倍に増加すると予想されます。(注釈1)

IDCのワイヤレス・ワイヤード通信半導体担当リサーチディレクター、フリント・パルスカンプ氏は、「この問題は、コンテンツ企業、通信事業者、デバイスメーカー、メモリープロバイダー、アプリケーション開発企業など、モバイルエコシステムに関わるすべての関係者に影響を与えます。このソリューション案が効果的かつ持続的であるためには、業界全体へのアプローチが必要です」と述べています。

提案ソリューション
標準草案、IEEE P2200では、モバイル端末のメモリは、「ネットワークにおける最後のノード」と目されています。これは、対応アプリケーションによるコンテンツのダウンロードを、帯域消費の高いピーク時間帯ではなく、モバイル端末が電源とWi-Fiに接続されている帯域消費の少ないオフピークの時間帯を活用するというものです。コンテンツを予めデバイスのローカルストレージにダウンロードすることにより、消費者はモバイルネットワークの混雑に伴うボトルネックを回避しつつ、欲しいコンテンツへアクセスすることが可能となります。

IDCのモバイルコネクテッドデバイス担当リサーチディレクター、スーザン・ケヴォーキアン氏は、「HQMEのイノベーションは、モバイルコンテンツ配信の主要企業が連携して、帯域容量の限りのあるモバイルネットワークを通してコンテンツを取得する際の不便を最低限に抑えることを目的としています。コンテンツを予めローカルデバイスのストレージに配信することで、消費者は動画、ゲーム、雑誌、書籍、音楽をいつでも楽しむことができ、移動体通信事業者やサービスプロバイダーは、消費者が日常的に体感できるサービスを向上させることで解約率の低下につなげることも可能です。このような業界標準ソリューションの重要性は、モバイル向けエンターテインメントサービスの急増に伴い、モバイルブロードバンド対応デバイスの採用が拡大して初めて、成長するでしょう」と述べています。

サンディスクのソフトウェア・ソリューション担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのロバート・ケドーリは、「この問題の解決には、業界全体の取り組みが必要であり、それこそがHQME運営委員会の目的です。HQMEの取り組みの達成には、ある程度の時間が必要です。しかし、顧客満足度を向上させる標準化ソリューションを提案し、力を結集することで、すでに進展も見られています」と述べています。

HQME運営委員会の設立
現在、サンディスク、ソフトバンク・モバイル、ソニーピクチャーズ・エンターテイメント、およびオレンジで構成されているIEEEワーキンググループP2200は、今後もHQMEの標準化を推進していきます。運営委員会では、標準化団体との連携と、標準化実施へのビジネスモデル策定を行っています。IEEE規格草案P2200について詳しくは、http://standards.ieee.org/develop/project/2200.html をご覧ください。

ソニーピクチャーズ・エンターテイメントのCTOで、デジタル・エンターテイメント・コンテンツ・エコシステム(Digital Entertainment Content Ecosystem)代表のミッチ・シンガー氏は、「急成長しているモバイルとそれに関わる世界において、消費者に品質、信頼性、価値のある選択肢を提供できるようなソリューションを見つけるために、業界全般にわたって協力することが重要になります」と述べています。

オレンジグループのモバイルマルチメディア担当バイスプレジデントのギョーム・ド・リベロール氏は、「今後数年で、モバイルマルチメディアの採用は大幅に拡大していくでしょう。私たちは顧客に最高のユーザー体験を提供する必要があります」と述べています。

サンディスクのケドーリは、「この取り組みの目的は、顧客のニーズを予測し、顧客が求めるものを顧客が望むタイミングで正確に提供するということです。好きなテレビ番組の新しいエピソードを見たいと思ったとき、もうそれは手元に、しかも高画質で準備されている――私たちの取り組みで目指しているのは、そういった高品質のモバイル体験です」と述べています。

HQMEは運営委員会に加え、World Wide Web Consortium (W3C)Digital Entertainment Content Ecosystem (DECE) LLCといった他の既存の連合や、主要な標準化団体のサポートを得ています。運営委員会メンバーは、2月14日から18日までバルセロナで開催されるモバイル・ワールド・コングレスに出展します。詳しくは、hqme.org をご覧ください。

サンディスクの製品画像は下記からダウンロードすることができます。
http://www.sandisk.com/corporate/media.asp
サンディスクのホームページ: http://www.sandisk.com


注釈1: Cisco Visual Networking Index: Global Mobile Data Traffic Forecast Update. 2010-2015より http://www.cisco.com/en/US/solutions/collateral/ns341/ns525/ns537/ns705/ns827/white_paper_c11-520862.html

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サンディスクについて
フラッシュメモリーカードで世界をリードしているサンディスクコーポレーションは、フラッシュストレージカードの発明者であり、世界最大のカード供給会社です。研究、製造、製品設計分野からコンシューマー向けブランド構築、小売に至るまで手がけています。サンディスクの製品ラインナップは、携帯電話、デジタルカメラ、およびデジタルビデオカメラ、ゲーム機向けのフラッシュメモリーカード、デジタルオーディオプレイヤー、コンシューマーおよび企業向けUSBフラッシュメモリー、モバイル機器向けの組み込みメモリ、コンピュータ用のソリッドステートドライブなど多岐にわたります。サンディスク(www.sandisk.co.jp/corporate)は、シリコンバレーを本拠地とするS&P500採用企業であり、売上の50%以上は米国以外の市場で挙げています。サンディスク株式会社は、東京に本社を置き、大船、四日市にオフィスがあり、日本での営業・マーケティング業務拠点ならびにNANDフラッシュメモリーの開発・製造を行っています。

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